46代主将 松田直人
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
護身武道空手部(ごぶから)を見つけてくれてありがとうございます。
現在この部で主将を務めている、松田直人と申します。
皆さんのうちで、空手や武道の経験がある人は少数でしょう。現在在籍している部員のほとんども、入部当初は武道未経験者です。
現在主将を務めている私もそうでした。
そんな我が部は、「初心者から確実に強くなる」ということを目標に活動しており、私が思う我が部の魅力の一つです。
本稿では空手の練習を中心にお伝えしていますが、それ以外にも多様な観点を持つ仲間から、たくさんの刺激が得られる機会に恵まれた場所でもあります。
前述の通り、高校時代まで空手・武道を経験していた部員はほとんどいません。加えて、高校時代までは文化部だったという部員も多く在籍しています。
そこで、我々の週2回の練習では、空手につながる体を徐々に作っていくというところから始めます。空手につながる体とは、柔軟性や筋力などを含めた体力ですが、そういったものはいきなり要求されたりされません。むしろ、それこそが練習の目標として、1年生から4年生に至る部員が日々上達に励んでいます。
一方で、1年生後半からは徐々に空手技を意識した練習が始まります。まずは突きや蹴りの形、そして学年が上がるごとに鋭さや力強さがついていきます。もちろん、それらは日々鍛錬で少しづつ強くなっている体のおかげで成り立つものです。また、こういった空手技は型や対人の組手(自由選択)の中で発揮されます。
このように、「自分で自分の身を守る」という護身の目標の達成は、4年間かけて取り組むべきものとして、デザインされています。そして、多くの部員を見ていると、皆それぞれのペースでその目標に近づいているように思います。
例えば初めて蹴りをしたときは足がうまく伸びなかった男子の部員も、日々の柔軟練習で、良い蹴りを出しています。技の力強さが課題と言われている女子も、学年が上がるにつれ、もともと綺麗な形に力が乗るようになってきています。そのような部員の姿を見ると、先に魅力だと申し上げた「確実に強くなる」ということについても自信をもって皆さんにお伝えできます。
4年生幹部のみんなとともに
このように、我が部は、多様なバックグラウンドを持つ部員が、空手という共通点で互いに切磋琢磨している場所です。
新入生の皆さん含め、興味を持ってくださった方は、ぜひご連絡ください。
道場で待っています。